プロフィール

Ondřej Vrabec

チェコフィルハーモニー管弦楽団のソロホルン奏者・指揮者

プラハ音楽院にてホルンをベドジヒ・ティルシャルに、指揮法をヴラディミール・ヴァーレク、H.Farkač、M.Němcová、M.Košlerの各氏に学ぶ。プラハ音楽院卒業後はプラハ芸術アカデミーに進み、指揮法をラドミル・エリシュカ、イルジー・ビエロフラーヴェクより学ぶ。1997年、チェコ・オストラバで行われた学生音楽コンクール(吹奏楽器部門)にて審査員満場一致で優勝。その他にも、室内楽奏者としてチェコ国内外で行われたコンクールにて数々の賞を受賞(Concertino Praga, the competition of the Mozart Society など)。1999年、弱冠20歳でチェコ・フィルハーモニー管弦楽団にて首席ホルン奏者に就任。2007年、第59回プラハの春国際音楽コンクール指揮部門にて入賞し、審査員特別賞他2つの賞を受賞。2013年、チェコ・フィルハーモニー管弦楽団にて首席奏者と兼任でアシスタント・コンダクターに就任。2015年、第17回東京国際音楽コンクール〈指揮〉にて入選、奨励賞を受賞。2020年、アルトゥール・ニキシュ国際指揮コンクール第3位入賞。2017年より、プラハ芸術アカデミーにてホルン科の特任講師として若手奏者の育成にも努めている。

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ソリストとして、これまでにサー·ジョン·エリオット·ガーディナー、ウラディーミル·アシュケナージ、リュー・ジア、イラン・ヴォルコフなどといった世界的指揮者のもと、チェコ・フィルを始め世界各国のプロ・オーケストラと数多く競演。またソロ・リサイタルもヨーロッパを中心に世界各国にて行っている。室内楽奏者としても積極的に活動し、ブラームス・トリオ・プラハ(Brahms Trio Prague)、フィルハーモニア・オクテット・プラハ(PhilHarmonia Octet Prague)などのメンバーとして、ヨーロッパの各地でコンサートを行っている。特に2008年にリリースしたブラームス・トリオ・プラハのデビューCDは、アメリカのファンファーレ・マガジンにて「このCDの中で演奏されているTrio Es Dur, op.40(ブラームス)の録音は、恐らく今までに聴いた中で世界最高のものである」と絶賛された。
 

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指揮者としても、チェコ・フィルやブルノ国立フィルハーモニー管弦楽団、プラハ・フィルハーモニアなどのチェコの楽団をはじめ、ヨーロッパを中心に招致され公演を行っている。また、チェコ・フィルのアシスタント・コンダクターとして定期演奏会での指揮に加え、これまでにサー・ジョン·エリオット·ガーディナー、ヴァレリー・ゲルギエフ、マンフレート・ホネック、イルジー・ビエロフラーヴェク、セミヨン・ビシュコフなどからリハーサルでの指揮代行を任されている。プラハの春音楽祭や中央ヨーロッパ音楽祭などといった国際的な音楽祭でも指揮者として活躍している。2016年にはサー・ジョン・エリオット・ガーディナーより招待を受け、イタリア・ピサで行われたAnima mundi international festival 2016 にてブルノ国立フィルハーモニー管弦楽団とプラハ・フィルハーモニック合唱団を指揮し、アントニーン・ドヴォルザーク作曲のオラトリオ「聖ルドミュラ」の演奏を成功させた。2017年1月には、都民芸術フェスティバルにて新日本フィルハーモニー交響楽団を指揮した。指揮者としての録音・録画も積極的に行っており、これまでにチェコ・フィルやチェコ・フィルハーモニー・コレギウムなどチェコのオーケストラを指揮したステージは、CDやDVDとしてリリースされている。

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